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43★ コーネリアス「THE FIRST QUESTION AWARD」 [邦楽]

あしたは札幌でライブだよ。
うん、楽しみだ。

今、正直に言うと、
俺は昔から他の札幌のバンドマン達のような札幌に対する愛が足りないんだと思う。
ほんと最初からずっと。
周りを見ていると何だか俺はどっか欠落してるんじゃないかって思うくらい。
昔からずっと札幌よりも東京が好きだったし、ロンドンやニューヨークに憧れてた。

ザ・ライラックをやっていた時もひとり最初から最後までずっと東京に移住したがっていたし、
2度目くらいの全国ツアーの時点で、東京を拠点に活動しているバンド達をたくさん見て
札幌を拠点に活動することに常に限界を感じていたしさ、
そこで活動していく中での葛藤や苛立ちがほんと山ほどあった。

テレビや雑誌なんかの取材で「みなさん札幌を愛していますねー」なんて言われても、
俺は「ふん、そうでもないよ」なんて思いながら心ない返事をしていたもんだよ。
正直に言うとね。

そもそもたまたま偶然、俺達は札幌でバンドを組んだだけの事。
元々東京で活動した方がいいってずっと思っていた上に、
全国を回って色々な街を見てさ、なおさらここが全てじゃないって否応無しに思ってしまうわけさ。
まぁ当時周りはこんな俺の考えあまり理解してくれなかったんだけどね。

で、こうして東京に移り住んでさ、
友達との別れや、恋人との別れや、環境が変わったり、いろんな出来事があってさ、
今やっと少しだけ故郷ってものを好きになれた気がするよ。

また住みたいとは決して思わない。
ただ、そこで起きた出来事や、そこで培ったこと、
もう今じゃセピア色に変わってしまいそうな当たり前に過ごしていた日々なんかが、
少し遠くから客観的に眺められるようになって、
今やっと少しだけそんな日々を愛しく感じられるようになったってことだな。きっと。

今なら少しは札幌好きだよって言えるかな。
ライブも楽しみだ!


今日のレコードは、18の時、札幌に引っ越して来て最初に買ったアルバム。

コーネリアス「THE FIRST QUESTION AWARD」
青春だよ。
平岸の街が今でもはっきりと目の前に広がるよ。

cornelius.JPG


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ありがとうとしか言えない [その他]

俺は会った事もないし、もちろん話した事もない。
ただのファンだったから。
だからこんな時なんて呼んだらいいのかもわからない。

なんだか急にかしこまるのもおかしいから「君」って呼ばせてもらうよ。
急に「あなた」とか使うのおかしいだろ?

俺は98年のフジロックの映像、その時の君が最高だったよ。
異常なほどの客の盛り上がりに演奏が中断に次ぐ中断、曲の途中、
腕を掴んで止めに入ったスタッフのその腕を払いのけて突き飛ばしてギターを弾いていた姿、
その瞬間に涙がこみ上げたんだ。
そうだよな、そうなるよな、曲の途中で止められたらふざけんじゃねーってなるよな。
俺だってそうなるよ。
でもあんな何万人の前でそんな事した奴俺は初めて見たんだよ。
この世界であのステージあの瞬間が間違いなく世界一ロックンロールだった。

ギタープレイももちろんカッコよかったし大好きだったけどね、
でもそれは僕にとってはホントは大した事じゃなかったんじゃないかと思う。
きっと僕にとって大した事だったのは、ロックンロールに魂を売り渡した姿が
誰にもわかる形であの瞬間に目撃出来たって事。
あんな風にロックンロールしている君が存在していた事。
何万人の前で存在出来てたって事。
奇跡に近いような瞬間だよ。


今日ビデオを見たよ。
その瞬間を何度も巻き戻して見たよ。

最初悲しかったんだけどさ、
その姿を見ていると何だか嬉しくなって笑ってしまったよ。
ありがとうとしか言えないよ。

ありがとう、アベフトシ。


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42★ THE PAINS OF BEING PURE AT HEART [洋楽]

60年代から遠く離れて2009年。
このバンドが最高!

THE PAINS OF BEING PURE AT HEART

2009年ニューヨーク産ギターポップ。
魔法のような、シューゲイザー発、ポップ経由、ロックンロール行き。

限りなくUKに近い音だけど、やっぱどっかニューヨークなんだよな。
3曲目とか8曲目とか。

ジーザス&メリーチェイン、マイブラッディバレンタイン、
ソニックユース、ヴァセリンズ、ペイルファウンテンズ、ストロークス。

ってバンド達が過去に鳴らしたキラメキとロマンチックが、
2009年のフィルター越しにギラギラと輝いているよ。

ジャケもいいし、なんたってPVが最高!
90年代を思い出すね。

HIROMIXの写真の世界がそのまま映像になったって感じ。

thepainsofbeing.JPG


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41★ THE EASYBEATS「easy」 [洋楽]

ここ1年くらい、いやもっとだな。
2年近くか。

60年代の音楽を全然聴いてないんだよな。
昔あんなに好きだったのに。
どっぷり浸かってたのにね。

今ももちろん好きだよ。レコ屋行っていいの見つけたら買うしさ。
でも家で聴くことほとんど無いなぁ。

そういう時期ってあるんだよ。自分の中で。
俺60年代だけが好きなフリークスじゃないもん。
服も60年代っぽい服全然着てないな。
モッズファッションもしなくなったなぁ。
もともとインチキだったしね。
最近はもっぱらTシャツ破いたりしてるね。

筋金入りのモッズに怒られそうな奴さ。
でも俺そんな奴の方が好きなんだよ。
頭ん中と身体には流れてるからさ。
それでオッケー。次へ行こうぜ。

THE EASYBEATS「easy」
60年代オーストラリアのガレージバンドだよ。
これファースト。カッコイイよ!メロディーいいし。

昔ジョマと一緒にバンドやってた頃、このアルバムヤフオクでジョマと取り合った事あったな。
俺も狙ってたんだけど、ある日ひさびさに見たら落札されてて
「くっそー、誰だよー、落札しやがったの、俺落札しようと思ってたのに」
「よし!どんな奴か見てやろ」なんて思って
落札した奴のID見たらジョマだった。
メンバーじゃん!

その前にも同じの狙ってた事あるんだよな。
そん時もジョマに落札されたんだよ。
CHOCOLATE WATCH BANDのファースト。

両方ともその後ムキになって探して無事手に入れました。

奇跡的に同じ時期に同じようなタイミングで同じ音欲してたんだなぁ。
おもしろかった。

また何年かしたら聴きたくなるんだろーな。
そん時はまたよろしく!
モッズ、ガレージ、フリークビート、
サイケデリア、マージービート、トランスワールド、

夢とロマンのノスタルジア。

easybeats.JPG


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40★ 皇天PUNKIES「くそまみれの日曜日」    [邦楽]

牧瀬菊千代に捧げる。

「牧瀬菊千代」
誰って?
「皇天PUNKIES」のボーカリスト。
知らないって?
当然。
皇天PUNKIESは、94年、北海道紋別市で結成されたアマチュアパンクバンド。
活動期間は多分2年無いくらいかな?
発売された音源は自主制作のCD一枚だけ。
で、牧瀬菊千代はカリスマなのさ。
永遠のパンクヒーローだよ。

94年当時、ロックンロール界じゃブランキージェットシティが人気があった。
僕はブランキージェットシティは嫌いじゃ無かった。
だけど好きでも無かった。

僕は別に馬鹿でかいアメリカンハーレーにまたがる事に憧れてはいなかったし、
僕らの生きるこの陳腐な社会との決別の象徴のような刺青を入れたいと思ったことも無かった。
つまり僕はBLANKEY JET CITYの住人では無かった。
ブランキージェットシティは向こう側の人。
僕は相変わらずこの陳腐でくだらない世の中で毎日を生きる人だ。
そんな気がしてた。

で、そんな好きでも嫌いでもないブランキージェットシティがゲストで出るっていうんで、
当時、NHKでやっていたバンドコンテスト番組「BSヤングバトル」を
僕は友達の家でのほほんと見ていた。

つまらないアマチュアバンドの退屈な歌と演奏が続き、
「早くブランキー出ねーかな」なんて思ってた時、そのバンドは登場した。

脳天パンキースと紹介されたそのバンド。
(NHKだから皇天はマズイらしく脳天と表記されてたみたい)
ボーカルはセーラー服を着ていた。
BLANKEY JET CITYの住人達から笑われそうなスタイルだ。
ちなみに「牧瀬菊千代」とはステージネームで牧瀬菊千代は男。
終始道化を演じながら、司会の人や審査員とのやりとりが終わり曲名が告げられる。

タイトル「あー」

セーラー服におかっぱアタマで、ギラギラの目玉をひん剥いて吐き出されたセリフ。
「僕たち今でもゴミですか」
そのギラギラした目つきからすでにこの男が只者じゃない事は容易に想像できた。
そして曲が始まった。
恐ろしく下手な演奏。スライドギターのイントロに続き歌が入る。

「僕が流した何万もの涙をいつかあなたに飲ませてあげたい
きのうとは違った明日を守るためとりあえずは土下座してやるよ」
「何べんジャマされったってやだ いつまで笑われたってやだ
強い力が動いたってやだ 子供の生き方見せてやるよ あー」


最高だった。

ブランキージェットシティなんてどうでもよくなった。

ざまあみろと思った。

僕と同じ場所で生きる、ひとりのおかしな格好をした若者が、パンクが、気狂いが、
この陳腐でくだらない世界に、
そこで上手くのうのうと生きて行ける悪いひとたちに、
はたまたそこで生きる事と決別しBLANKEY JET CITYへと逃亡した不誠実な不良達に、

そのすべてに勝った瞬間だった。


皇天PUNKIES「くそまみれの日曜日」 
notenpunkies.JPG


どうしてこんな事書いてるかっていうとね、
牧瀬菊千代がカルトフラワーズを見に来てくれたんだよ。
わざわざ調べて見に来てくれたんだよ。
もちろん初対面。

本当に嬉しかった。
ありがとう。


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39☆ Dirty pretty things「Waterloo to Anywhere」   [洋楽]

完全無欠、天下無敵の4人が鳴らす、迷いひとつ無いロックンロール。
昔はロックンロールバンドってそういうもんだと思ってた。
そうじゃなきゃいけないと思っていた。
そうじゃなきゃ転がらないと思っていた。

だけどね、違うんだよ。
本当は違うんだよ。

知ってるかい?
今にも壊れそうな四輪車があることを。
不安定を抱えながらきしむ車輪が鳴らすロックンロールを。
あしたはただの石ころに変わるかもしれない今日のこの一瞬の宝石を。
本当の美しさっていうのは永遠じゃないからなんだ。

それが本当のロックンロールなんだよ。
最近そう思うんだよ。

ねぇカール、そうだよな。
Dirty pretty things「Waterloo to Anywhere」

dirtyprettythings.JPG


ロンドンの曇り空を思い出す。
明日は吉祥寺でライブ。
CULT FLOWERS
俺達はロックンロールバンドだよ。


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