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15才の心に届いた青い風 [続・ロンドン日記]

ロンドン最後の日。

帰りの飛行機は夜だから、
荷物をホテルに預けてひとりでまたカムデンに行った。

青い空にメロディーを頭の中で何度も鳴らしながら。

そして最後にピカデリーサーカスからオックスフォードサーカスまで歩いた。
お金をきれいに使い果たしてやった。残り10数ポンドになるまでね。


ロンドンには僕が生まれるずっと前から、何度も同じ青い風が吹いていた。
例えば1963年、例えば1977年、例えば1984年、
例えば1995年、例えば2002年。

僕は15歳の頃初めてその風に吹かれた。
僕が最初に吹かれたその風は、それは1977年に吹いた風だった。
その風は遠く時間と距離を越えて、日本の片田舎に住む僕の心にも届いた。

それ以来、僕はその風を追いかけるようになった。
夢中で追いかけるようになった。それ以外はまるでどうでもよかった。

その風を今日まで20年近くも追いかけてるうちに、
きっと知らず知らず沢山の物を失って来ただろうし、安心や安定なんて言葉とはほど遠いけれど。
だけどその青い風は何も変わらず吹き続けているし、いつもはっきりと感じる事が出来るよ。

だから僕は幸せだ。
僕はその風が吹いた場所に行きたかった。

だからその街を思い出すだけで泣きそうになるんだって、
これを書いてるたった今わかったよ。

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ありがとう。


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リージェントストリートは曲線を描く [続・ロンドン日記]

今日もロンドンの街は青い空が続いていた。

ソーホーでの朝食のあと、
オックスフォードストリート、ピカデリーサーカス、ノッティングヒル、
ボンドストリート、カーナビーストリート、コベントガーデン、
たくさん歩いた。

今日はロンドン最後の夜だからさ、ゆうやと落ち合ってパブで乾杯した。
それからまたロンドンの街を歩いたよ。


僕はひとりで旅をするのが好きで、
ひとりで知らない街へ行くのが好きで、
そしてそこでひとりだけでいるのが好きなんだよ。

多分ゆうやもね。
あいつもひとりでいるのが好きだと思うんだ。
実際ロンドンでの半分以上は別行動だったしさ。

だけどこうして知らない街を気の合う友達と歩くのも、
それはそれで悪くない。そう思った。
楽しかった。
まるでリージェントストリートのなだらかな曲線のように。

オックスフォードストリートで道行くキュートなロンドンガールにお願いして、
ゆうやとの写真を1枚だけ撮ってもらった。
実際には2枚。
気を利かして2回シャッターを押してくれたみたい。
サンキューロンドンガール!

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ブリクストンの青い空 [続・ロンドン日記]

この日カムデンで皮のカバンを買ったんだ。

そのあと、移民街ブリクストンへ行ったよ。
ヴィクトリアラインに揺られ、終着駅へとね。

去年来た時には、あまりじっくり街を歩けなかったからさ、
今回はゆっくり歩こうと思ってね。

パブでビールを飲んで、ぶらぶらとチェルシーブーツで街を行く。

ブリクストンじゃイギリス人を探す方が難しいくらい
色んな人種が街を歩いてる。

さびれたアーケードは高円寺のように、
まるでブルースを加速させるようだよ。

いつかブリクストンで自分の歌を歌いたい。

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白と黒のシーソー [続・ロンドン日記]

ロンドンの公園にはリスがいて、
間近で見ると想像してるよりもずっと大きかった。
握りこぶしくらいのイメージだけどさ、
実際うさぎくらいの大きさがあるんだよ。


ウェストミンスターからヴィクトリアまで歩いてさ。
それからキングスロードの最果ての世界の終わりへと。
世界の終わりのドアをノックしたが、世界の終わりは閉店していた。

ハイドパークコーナーへとバスに揺られ。
ロンドンのパブって平日は夜11時には閉まるんだってさ。
それでサッカーの試合なんかやってるもんだから、
ものすごい人だかりでさ、店員もサッカーに夢中。

やっと出てきたカラッカラに揚がった
フィッシュ&チップスとギネスで夜が終わる。

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夜のふきだまりとウェイスター [続・ロンドン日記]

この日はまた早起きして、
というよりは、俺は基本的にいつも早起きなんだよ。
日本でも。休みの日でもね。

んで、前回来た時には行けなかったラフトレードイーストに行ってきた。
ラフトレードはロンドンにふたつあるんだよ。

ホラーズのTシャツ着て歩いてたら、
すれ違いざま、ヘロヘロでフラフラのお洒落なロンドンガイに話しかけられたな。
「ヘイ、そのTシャツクールだな」みたいなこと。
んで「俺は東京から来たんだよ。ホラーズ好きなんだ」ってようなこと返すと、
嬉しそうに「ハヴァナイスデー」なんつって、またフラフラしながら去ってった。
あいつホラーズ好きなのかな。
Tシャツで話しかけられるのって嬉しいね。


そのあとはソーホーをグルグル回って、
で、ビッグベンを見に行ったんだよ。
あの有名な国会議事堂の時計台をね。
ここも前に来た時見れなかったとこなんだ。

で、夜はさ、ゆうやとソーホーで待ち合わせして、
パブ3軒ハシゴしたんだ。
くだらない話ばっかしてふたりで笑ってたな。

なんか不思議な感じだった。

日本でも数えるほどしか遊んだ事ない奴なのに、
ロンドンのパブでふたりでバカ笑いしてるのが。
ちょっと嬉しかったね。

で、しこたま呑んだ俺たちは、昼間のロンドンガイみたいに
フラフラになりながら地下鉄に揺られてホテルへと帰ったのさ。

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ナインティー、オーケー、サンキュー [続・ロンドン日記]

早起きしてさ、ホテルから歩いてノッティングヒルへと行くんだよ。

青い空とハイドパークを歩いてね。

ポートベローマーケットへとね。

この辺にはラフトレードもあるし、いいレコード屋も何軒かあるんだよ。
週末にしか開かないレコード屋とかね。

そのあとはカムデンへ行った。
カムデンは何度来ても楽しいね。
ちょうど写真展なんかやっててさ、
ニルヴァーナとかリバティーンズとか、シドヴィシャスとかモリッシーとかの。

んで、ストゥールで服とかレコードを沢山買った。
「ナインティー、オーケー?」「サンキュー」なんて言ってね。

それからギネスを飲んでさ、
夜10時になってもまだまだ明るいベイズウォーターの空を、
テクテクと歩いて帰るのさ。

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アメリカ資本のイエローレザー [続・ロンドン日記]

北京を経由してロンドンへと。

去年はソウル経由だったけど今回は北京経由。
アジアを経由して行くって方法、ロマンチックで僕は好きだ。

今回はね、はじめてふたりで行ったんだよ。友達と。
ゆうやって奴。
5年前くらいからの友達で、でも名字を知ったのは2ヶ月くらい前だな。
北海道の砂川ってひどい田舎町に住んでて、
でも俺達が札幌でライブする時は必ず観に来てくれる。


ロンドンに向かう飛行機の中ではずっと同じ曲が頭の中で鳴っていた。
きっと誰も知らない曲。そう誰も知らない曲。

約1年ぶりに着いたロンドン。ヒースロー空港。
ロンドンの地下鉄は、前に来た時と同じ、やっぱりいい匂いがした。
そして気のせいなのかな、
地下鉄のホームは薄いもやがかかってるんだよ。蜃気楼みたいに。
気のせいなのかな。

クイーンズウェイの安ホテル。
ピカデリーサーカス。
オックスフォードストリート。

パブでビールを飲んだ。

この土地に深く根付く悲しみなんて知る由もないけど、
涙がこぼれそうだよ。

それが悪いことだとは僕は思わない。

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はるか遠くロンドンへと [続・ロンドン日記]

明日からまたロンドンに行ってくるよ。
北京を経由してね。

ロンドンの街並みを思い出すだけで、
いつも僕は泣きそうだった。
悲しいからじゃない。
理由なんて説明出来た試しがない。

ボリュームを下げておくれ。
聴こえるよ。
風の音のように。

行ってきます。

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