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12★ THE STROKES 「IS THIS IT」 [洋楽]

何度も着回したヨレヨレの革ジャンを着て、
何度も歩いた砂利道をボロボロのコンバースを履いて、
何度も見上げた夜の空に浮かんでいたのはいつもと同じ三日月のはずなのに、
ある日突然すべてが輝いて見えた。

そんな風にしてこのロックンロールは生まれたんだ。きっと。
2001年に咲いた奇跡。
THE STROKES 「IS THIS IT」

光り方は同じ、ただ、映り方が違ったんだ。

ロックンロールはいつだって誰にだってわかるところにあるのさ。
ベティ。

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11★ THE ADVERTS 「Singles Compilation」 [洋楽]

「くだらねぇ くだらねぇ。

何がって?

全部さ。

俺は77年ロンドンパンク。」

15、16の頃はいつだってそう思っていたよ。
そう思いながら部屋でひとり聴くセックスピストルズやクラッシュは最高にカッコ良かった。

何も知らないガキがズタボロの演奏の中に真実を見つけた瞬間さ。

俺は今年33歳になった。
15歳のお前が望んだ通りの大人になってるよ。

THE ADVERTS 「Singles Compilation」

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10★ 友部正人 「また見つけたよ」 [邦楽]

うそっぱちの希望の歌は切れ味の悪いナイフのようなもので、
愛だやさしさだなんて言ったってひとおもいに心臓を突き刺してくれないもんだからさ、
行き場をなくした真っ赤な血液が、その夕暮れのオレンジさは純粋じゃないよって言うんだ。

友部正人の言葉は優しい。
本物の優しさとは鋭利な刃物だ。
僕のハートはいとも簡単に真っ二つに切り裂かれて、
本当の温かさってこんなに冷たかったんだと知る。
そして氷のように温かい血液をだらだらと流している事に気付くだろう。

23歳の頃、友部正人の歌に涙が止まらなかった事がある。
それはまるで傷口から大量の血液が流れていくみたいだった。

それ以来、僕の身体にはいつも友部正人の歌が流れている。

友部正人 「また見つけたよ」

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9★ THE TRASH CAN SINATRAS 「CAKE」 [洋楽]

いつかの物語。

この世の掃き溜めのような工場でのバイトを終えた帰り道。
パーカーのポケットから携帯電話を取り出してみても、
気になるあの娘どころか誰からの着信も無いんだよ。

僕はマイルドセブンスーパーライトをふかしながら、
つまらなそうに帰り道を歩く。

どうしてそんなふうに歩くのってよく聞かれるけど、

いくら探してみても白い花びらは咲きそうにないし、
僕は退屈のブーツを履いて歩いている。
今日が終わって明日が来てもこの世の掃き溜めへと駆り出される朝があるだけ。
22才。
下を向いたまま夜が明けて。
カーテンは閉めたまま。
唾を吐く。


そんな日々の真ん中。
このレコードはどう?
THE TRASH CAN SINATRAS 「CAKE」

うつむいて奏でた青春のメロディー。
笑ってたまるか。

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